テレビを観ていて、自分の弱点に気がつく。
何かというと、生命保険のCMだ。
人生におけるいろいろな場面での幸せな顔が写るものや
父親と娘の駅の風景が時系列を追って描写されているもの。
涙が出る、とまではいかないが訴えられるものはある。


何かを成し遂げた後の感動というものも、無論存在する。
そういったものは自分の中では心に留まらない事が多い。
24時間テレビの類は反吐がでるほど嫌いですが。
ただ、人生の中での何気ない一場面を抜き出されたとき
表現するのが難しいが、無常観のようなものを覚える。


「ちっぽけな街に生まれ 人ごみの中を生きる
 数知れぬ人々と 魂に届くように」


山下達郎 「蒼茫」


一昔前のジャックスカードのCMだったので聞いたことが
ある人もいると思う。一日の終わりに聞くのはアリかと。